グランドカバーとして知られるセダム。
その育てやすさや見た目のかわいらしさで人気の植物ですが、育成環境には注意が必要です。
「セダムの元気がなくなってしまった!」
というお悩みをお持ちの方、必見。
すでに不調でも、ちょっとした工夫で見違えるくらい元気になってくれるかもしれません。
今回は実際に我が家のセダムを増やしつつ、より良い環境で育成できるように調整していきます!
ぜひ参考にしてみてください。
セダムとは多肉植物の一種
セダムは広く流通する多肉植物の一種で約420もの種類があるといわれています。
国内で流通する種類は寒さや暑さに強く、丈夫な物が多いため、地植えにしてグランドカバーとしても利用されているようです。
また、一つの鉢にさまざまな種類のセダムを植える「寄せ植え」も人気。
いろんな色や形、大きさのセダムをバランスよく植えることで、かわいらしい鉢を作ることができます。
花言葉は「私を想ってください」「星のかがやき」「静寂」など。
小さくてつつましく見える反面、あまり気にかけていないと焼きもちを焼きそうでかわいいですね。
セダムの種類|人気5選!
約420もの種類があるセダム。
どんなものがあるのかほんの少し見ていきます。
スプリウム
丸い葉っぱが花のように先端に向けてすぼまって生えます。色味は、黄緑やピンク、淵が赤くなっている物など。ハンギングに仕立てると垂れ下がって生えます。
アトランティス
マーブル状の斑が入る斑入りの品種。日当たりが良く乾燥している土地での育成に向いているそうです。
オータムジョイ
セダムの中では大きくなる品種で、先端にピンクや赤などの小さな花がたくさん付きます。
オーロラ
ぷっくりとした淡い色のバナナ型の葉っぱが密集していて、気温によって色が変わる品種です。気温が下がるとピンク色になるなど、変化の過程がオーロラに似ていることから名づけられたといわれています。
パリダム
繁殖力が強く、比較的簡単に育てられる品種。寒さにも強いため、冬でも凍らない程度であれば屋外で育てられるようです。
今、我が家にいるのはこのパリダム!
では続いて育て方を見ていきましょう。
セダムの育て方
セダムは日当たりと風通しの良いところを好みます。
基本的には土が乾いたらたっぷりお水をあげていれば大丈夫ですが、高温多湿には注意が必要です。
夏場は休眠するので、明るい日陰に移動させると良いのだそう。
我が家のセダムは去年の秋にいただいたので、今年の夏が初めて。
暑さ・湿気対策もしっかり考えておかないといけませんね!
セダムの増やし方
セダムの増やし方は簡単!
徒長した分をカットして適宜植え込んでいくだけでいいようです。
と、いうことで我が家の徒長しまくって貧相になってしまったセダムをカットしていきましょう!
1.カット
だいぶさっぱりしましたが、かなりかわいそうな感じです……。
本当に大丈夫でしょうか……。
2.植え付け
ベランダに空いているプランターがあったので植えていきます。
ピンセットを使ってはいましたが、細いし量は多いしで途中からちょっと雑になり……。
3.水をかけ流して完成
うわぁ……。
これは失敗したと思いました。
きっとこのセダムはすでに手遅れだったのだ。
かわいそうなことをしてしまった……。
〜10日後のセダム〜
……え?だれ?!
朝の水やりでベランダに出ると、全くの別人が。
葉っぱの大きさはまだまばらですが、10日前の大きさとはあまりにも違います。
今回のセダムは、オリーブの木の下に植わっている状態でいただいたものなのですが、
おそらくこの鉢植え自体が屋外育成を前提に仕立てられたものだったのだと思われます。
それを室内で育てていたため、セダムはどんどん貧相になってしまったと。
観葉植物をベランダで育てたい!通年出しっぱなしで育てられる種類も紹介!
しかし、半年以上その状態にしてしまったにもかかわらず、植え替えてベランダに置いただけでこんなに元気になるとは……!
適した場所に置いてあげないとだめですね。
勉強不足でした!
まとめ
種類豊富で丈夫なセダム。
「初心者にも簡単!」と思っていましたが、置き場所を間違えるとかわいそうなことに……。
今回はちゃんと持ち直してくれましたが、場合によってはそのままダメになっていたかもしれません。
「調子が悪そうだな」と思ったらすぐにいろいろ試してみるのが大事ですね。
ちなみに写真はさらに5日後くらいの姿。
こぼれ落ちそうなほどの葉っぱが、イクラの軍艦巻きのようでおいしそうですね。
この子の夏越しに関してや、今後さらに仕立て直しも考えているので、その時はまたご報告いたします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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