「観葉植物の代表格」と言ってもいいくらい、どこでもよく見るサンスベリア。
でも、そのサンスベリアに花が咲くって知ってました?
「咲いても地味な花なんじゃない?」
と思っている方に伝えたい、この可憐な花。
たくましい葉っぱからは想像もつかないギャップに萌えます。
この記事では、サンスベリアの開花条件や、育成・管理のポイントについて解説していきます。
ご自宅のサンスベリアを開花させたい方必見です!
サンスベリアについて
サンスベリア(サンセベリア)は葉っぱが多肉質で乾燥に強い多年草です。
さまざまな種類があり、最も一般的なものは、日本で「トラノオ(虎の尾)」とも呼ばれているサンスベリア・トリファスキアタ。
寒さには弱いものの、暑さには強くて丈夫で枯れにくいうえに、空気清浄効果が高いという特徴があります。
花言葉は、「永久」や「不滅」。
なんだか強そうな花言葉ですね。
ちなみに、風水上ではとがった葉っぱを持つ植物は邪気を払うとされているため、悪い運気も払ってくれるとのこと。
大きくてとがった葉っぱの見た目や花言葉、風水的にもイカツい!
かっこいい植物です。
サンスベリアの花って?
そんなイカツい植物に花が咲くのだそうな。
さぞかっこいい花なんだろうなと思ってしまいますが……。
何?この可憐な花は?!
透き通るような白。
細くて繊細なつくりの花弁と花芯。
ということで、わたくしハナオカ、一瞬で恋に落ちました。
どうやら、サンスベリアに花が咲くのはかなり珍しいらしく、その珍しさから「サンスベリアに花が咲くのは不吉」などという謂れのない噂までたってしまったのだそう。
しかし不吉どころか、サンスベリアが花を咲かせるということは、それだけサンスベリアにとっていい環境で、適切に育てられているという何よりの証拠。
つまり誇るべき存在!!!
ぜひ育てたい。花を咲かせたい……。
サンスベリアの花の香りは……?
サンスベリアの花からは、ジャスミンやバナナのような甘い香りがするのだそうな。
見た目もなんとなくユリに似ていますが、そのくらい香りが強いようです。
ここまで葉っぱと花の印象が違うとは……。
これがギャップ萌えというものなのですね。
サンスベリアの開花はいつ?
サンスベリアの花は春から夏にかけて、そして夕方から夜の間に咲くのだそうです。
夜に光合成を行うサンスベリア。
活発に活動するのは夜間なので、開花も夜なのですね。
夜にひっそり咲いていると思うと、妖艶な魅力も足されます……。
花が咲いた後はどうなるの?
サンスベリアの花が咲いたときにうまく受粉することができれば、オレンジ色の実をつけ、種を収穫できます。
ここにきて実はオレンジ色だなんて……。
色彩感覚が優れすぎています。最高です。
ちなみに、実や種を望まない場合は、花が咲いた後すぐに摘み取っておけば株の成長を妨げずに済みます。
どうしたら花を咲かせられる?
ここまで来たらサンスベリアを育てたいし、花を咲かせたい!
でも花を咲かせるのは珍しいということは、かなり難しいのかも……。
どんな条件下で花を咲かせてくれるのか、調べていきます。
水やりは土がしっかり乾いてから
サンスベリアは乾燥に強い植物。
そのため、基本的には乾かし気味で過湿にならないように注意が必要です。
特に冬場は休眠期に入るため、水やりは行わずに様子を見ておきます。
置き場所は日当たりと風通しのいい所に
サンスベリアは耐陰性のある植物ですが、花を咲かせるためにはなるべく日当たりと風通しのいい所に置いておく必要があります。
しかし、直射日光や夏の強い西日はよくないため、レースカーテンごしに日が当たるようにしておきましょう。
また、サンスベリアは寒さに弱いので、冬場は10℃以下にならないように調整が必要です。
肥料はしっかりあげる
春から秋の育成期にかけて、緩効性の化成肥料か液体肥料をあげます。
緩効性の化学肥料であれば2カ月に1度ほど、液体肥料であれば月に2度ほど。
サンスベリアの花は、とにかく株がしっかり成長することが大事なので、この時期にたくさん成長してもらいましょう。
植え替えは2年に1度
サンスベリアがきちんと成長していれば、根詰まりを起こしてしまうため、2年に1度は一回り大きな鉢に植え替える必要があります。
土はなるべく排水性のいいものを使い、土がしっかり乾くようにしましょう。
また、葉っぱがしおれかかっていたり、焼けて変色していたりする場合は、根元からカットすることで、株にしっかり栄養が回るようにできます。
まとめ
イカツい葉っぱに可憐な花を咲かせるサンスベリア。
そのギャップに惚れた人はきっと私だけではないはずです。
とはいえ、必ず花が咲くわけではないため、気長に根気強く育てていくのが良さそう。
私はまず、サンスベリアの株を買うところから!
どんな株がいいのかも含めて、調べつつ慎重に選びたいと思います……。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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