おしゃれなカフェやインテリア雑貨店などでよく見かけるビカクシダ。
品種は18種ほど確認されており、その仕立て方も板付けや苔玉などさまざま。
今回はビカクシダの代表的な品種5つと、仕立て方3つ、そして普段のお手入れの方法をご紹介します。
これからビカクシダを育てたい!興味がある!
という方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
鹿の角に似ているから「ビカクシダ」
ビカクシダは、ウラボシ科ビカクシダ属で別名「コウモリラン」といいます。
これは広がる葉っぱがコウモリの羽のようであることから付けられたそう。
「ビカクシダ」の名前は、鹿の角に似ていることから付けられたようです。
鹿の角に似ている長い葉っぱが胞子葉、株下を覆うように生えているのが貯水葉と言います。
「星状毛」という毛が葉っぱの表面に生えていて、フワフワかつ少し白っぽくスモーキーな雰囲気。
その見た目のかっこよさと、さまざまな仕立て方ができることから、インテリアにも取り入れやすい植物として人気です。
ビカクシダの人気な品種5つ
種類も豊富で、いろんな種類を育ててみたくなってしまうのもビカクシダの魅力の一つ。
そのほんの一部ですが、いくつかご紹介します。
・ビカクシダ・リドレイ
貯水葉に独特なしわがあることから「キャベツ」とも呼ばれる種類。
・プラティケリウム・ウィリンキー
胞子葉を下に向かって延ばす種類で、星状毛がびっしり生えていることから、角度によっては白銀色に見えるのだそう。
・ビカクシダ・グランデ
「森の王冠」ともいわれるほど、王冠のような形の大きな貯水葉を持つ種類。
・ビカクシダ・ビーチー
深い切れ込みの入った胞子葉を持つ種類。こちらも星状毛がたくさん生えているので、葉っぱの色が銀色に見える。
・ビカクシダ・ネザーランド
葉っぱが鮮やかな緑色をしており、胞子葉が下に垂れにくい種類。寒さに強く枯れにくいため、一般的に広く流通しており、初心者向け。
ちなみに我が家にいるのもこのネザーランドです。
冬越しも難なくでき、元気にすくすく大きくなってます!
ビカクシダの仕立て方3つ
ビカクシダはさまざまな仕立て方ができる植物です。
植物の状態を見つつ、お部屋のインテリアに合わせた仕立て方ができるのがうれしいポイント。
好きな仕立て方でお部屋に飾りたいですね♪
では仕立て方をご紹介します。
鉢植え
普通の鉢植えに土で植え付けることも可能。そのまま置いても良し。ハンギングにしても良し。
鉢植え仕立てに必要なもの
- ビカクシダの株
- 植え付けたい鉢
- 鉢底石
- 用土
- 緩効性肥料マグァンプK大粒(なくても可)
鉢植えの仕立て方
- 植え付けたい鉢に鉢底石を入れ、鉢全体の1/3程度まで用土を入れる
- 緩効性肥料マグァンプK大粒を入れて混ぜる
- ビカクシダの根っこをほぐして土が付いていれば取り除く
- ビカクシダの根っこを鉢の中心に置き、周りに用土を入れて鉢内に隙間できないようにする
- 水をたっぷりしっかりかけ流して完成
板付け
ビカクシダの根っこにミズゴケを絡ませた上で板に固定する方法。アンティークなインテリアでよくある鹿の角を飾る形に似ていて、なかなかシブい。いつか私も挑戦したい。
板付け仕立てに必要なもの
- ビカクシダの株
- 植え付けたい板(穴が開いているもの)
- ミズゴケ
- テグスか麻ひも
板付けの仕立て方
- ビカクシダの根っこを軽くほぐして植え付けたい板の上に置く
- 根っこを覆うようにしっかりと湿らせたミズゴケを巻いて、上から貯水用がかぶさるようにする
- ミズゴケが落ちないようにテグスや麻ひもで板に固定する
- ビカクシダを固定した板を立てかけて完成(壁につるしても良し)
苔玉
水苔でビカクシダの根っこを包み、そのまま飾る方法。スペースを取らないので飾りやすい。
我が家ではこの苔玉で育成中。
板付けに比べて日光に当てやすいので、とにかく大きく育てたい場合に有効です。
苔玉仕立てに必要なもの
- ビカクシダの株
- ミズゴケ
- テグスか麻ひも
- (ハンギングにしたい場合は)針金
苔玉の仕立て方
- ビカクシダの根っこをほぐして土が付いていれば取り除く
- ミズゴケを手に持って、その上にビカクシダを置く
- 根っこの周りに少しずつミズゴケを巻いていき、丸くなるよう形を作る
- 玉になったらミズゴケが崩れないようにテグスや麻ひもを巻いて固定して完成
(ハンギングにしたい場合は、最後に針金を指して固定する)
育て方
我が家ではネザーランドの苔玉仕立てですが、かなり強く育っています。
お世話も簡単なのでとても助かる……!
では、我が家ではどう育てているかご紹介します。
置き場
明るいカーテン越しが良いということで、我が家ではカーテンレールにぶら下げています。
冬だけは寒さにあたりすぎないように窓から離していましたが、それでもなるべく日の当たる場所に置くようにしていました。
水やり
苔玉のミズゴケが乾いて軽くなった時に水をあげます。
容器に水を入れて苔玉が浸るようにして10分ほど放置。その後、ミズゴケから水がしたたり落ちてしまうので、その場で水をある程度切ってからお部屋に戻しています。
冬場は少し乾かし気味に、乾いてから2~3日たってから水をあげます。
子株もありえる?!
実はこのビカクシダ、子株を吹くことがあるそうです!
「日光をしっかり当てていれば、子株を吹くかも」との情報を得たため、私も子株を狙っています。
苔玉にしたのもそのためで、しっかり日光が当たるようにしているのです。
もし子株が吹いたときはしっかりレポートいたします!
まとめ
ビカクシダには種類もたくさんあり、仕立て方にも個性が出せるなど、いろんな魅力がありますね。
個人的にはやっぱり鹿の角のような、かっこいいフォルムが一番の魅力です。
特に、ネザーランドであれば初心者の私でも簡単に育てることができて、成長も早いので育てていてとても楽しい種類です。
子株まで狙えるとなれば、もうチャレンジしてみるしかありません!
また、ビカクシダの仕立て直しをする時や、もし子株を吹くことがあればまた報告させていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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