観葉植物の鉢に刺さっている緑色のアンプル。
これってどんな効果があるんだろう……?
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
今回は、活力剤にはどんな効果があるのか、肥料とは何が違うのか、そして植物に与えるタイミングや種類などをご紹介いたします。
こちらの記事を参考に、観葉植物の状態に合わせて活力剤を活用してみてください!
活力剤とは
よく「栄養剤」とも呼ばれている活力剤は、観葉植物の健康維持や成長の助けとなる成分が入っています。
活力剤と肥料の違いは?
同じように観葉植物の生長を助ける肥料ですが、その成分には法律で決まりがあり、
「窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)」が一定以上の量を含んでいるもののことを「肥料」と言います。
つまり、活力剤は「窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)」の内容量が少ない、栄養素が肥料より薄めのものということです。
活力剤の効果は、植物を健康に育てられること
観葉植物に活力剤を与えることで、病気や害虫に負けない健康な株に育てることができます。
人間で例えるなら、サプリメントやプロテインのようなものでしょうか?
株全体が健康になると、葉っぱや花の色味が鮮やかかつ艶やかに育ちます。
活力剤を与えるタイミングはいつでも!
活力剤は肥料とは違って薄めに作られているため、普段から定期的に与えても問題ありません。
日ごろから与えておくことで、簡単には枯れない強い株に成長させることができます。
また、特に活力剤を与えておきたいタイミングとしては、観葉植物の元気がないときや、夏や冬を越すとき、植え替えや剪定をしたとき、病気や害虫の被害に遭ったときなど。
状況に応じて定期的に与えるようにすると良いそうです。
活力剤の種類は3つ
活力剤には3つの種類があります。
鉢や自宅の環境にあったものを選んで選択しましょう。
液体タイプ
液体タイプの活力剤は、水で薄めてそのまま鉢に流し入れます。
栄養が水に溶け込んでいるので、即効性がある点がメリットです。
顆粒タイプ
顆粒タイプの活力剤は、土にまいておき、水やりをするごとにその成分が溶け出す仕様です。
効果が徐々に発揮される緩効性のもので、長期的に効果を与えることができます。
アンプルタイプ
アンプルタイプは、とがっている容器の先の部分を切り取り、鉢植えに逆さに差し込んでおくことで活力剤を土にしみこませる作りです。
活力剤自体は液体なので即効性がありますが、徐々に土にしみ出していくため緩効性もあり、液体タイプと顆粒タイプの中間にあたります。
活力剤を使用する際の注意点2つ
肥料と違って栄養成分が薄めの活力剤は、基本的にいつ使っても問題ありませんが、使用する上でいくつか注意点があります。
与え過ぎないようにする
活力剤を与えすぎても観葉植物に悪い影響があるわけではありませんが、良い影響も得られません。
植物は必要以上に栄養を吸収することがないので、液体タイプは1週間に1度程度にしておくのがおすすめです。
混ぜないようにする
活力剤は化学成分出てきているため、ほかの活力剤と混ぜて使用すると化学反応を起こす可能性があります。
基本的には一つの活力剤のみ使用するようにしましょう。
まとめ
観葉植物の鉢によく刺さっている、アンプルタイプの活力剤。
「年中挿しっぱなしで大丈夫なの?」と疑問に思っていましたが、活力剤の栄養素であれば問題ないということが分かって安心しました。
我が家では顆粒タイプのものを使用していますが、状況に応じて使い分けていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
↓8月版観葉植物の管理注意点もまとめています!
【8月版】観葉植物を育成する上での注意点5つ!エアコンの直風は当てず水やりはしっかり
コメント