犬や猫、鳥と一緒に住んでいる方も、安心して観葉植物を楽しみたいですよね?
基本的には、ペットと一緒に生活する場合、家の中で育てる観葉植物にも注意が必要です。中にはペットが誤って食べてしまうと健康を害する観葉植物も少なからずあります。そのため、ペットと一緒に住んでいるご家庭では、植物の選び方に十分注意しましょう。この記事では、ペットに優しい植物と、危険な植物をリスト形式でご紹介し、ペットが誤食しないための対策方法についても解説します。

我が家は3年前にデグーが亡くなってからペットはいませんが、いつかまた誰かお迎えできたらなと思っているので、今のうちからリサーチしておきます!
ペットに安全な植物5つ

あらかじめペットが食べたり触れたりしても安全な植物を選んでおけば、安心して過ごすことができますね。ここでは、ペットに優しい植物をいくつかご紹介します。
1.アレカヤシ
室内で育てやすく、空気清浄効果もあります。葉が広がっており、見た目にも華やかなので、インテリアにもぴったりです。葉は柔らかく遂げもないので、触れても問題なく、間違って食べてしまっても有毒性はほぼありません。
2.ホヤ
ホヤは、別名「蜜の花」とも呼ばれる美しい観葉植物で、ペットに優しい品種です。丈夫で育てやすく、花を咲かせることもあります。ペットが葉や花を食べても害はありませんので、安心して育てられます。
3.カラテア
カラテアは、その美しい葉の模様で人気の観葉植物です。ペットが誤って食べても健康に害を及ぼすことはなく、安全に育てることができます。湿度が高めの場所を好むので、室内での育成に適していますが、寒さに弱い品種が多いので冬場の管理には要注意です。

私は一度寒さで「カラテア・ドッティ」を枯らしてしまいました……。
4.パキラ
「発財樹」とも呼ばれる縁起の良い観葉植物で、ペットにも安全な植物として知られています。明るい場所を好みつつも耐陰性があるため、室内でも育てやすく、インテリアグリーンとして人気があります。
また、葉が比較的固めなのでペットが興味を持ちにくい点も安心材料の一つ。もちろん、過剰にかじらせるのは避けるべきですが、少量であれば健康を害することはないとされています。
5.バジルやミント
バジルやミントなどのハーブもペットに安全な植物です。特に猫はミントの香りに引き寄せられることがありますが、食べても健康には問題ありません。ただし、大量に摂取しないように注意が必要です。

いくら「安全」とは言っても、何事も摂取のし過ぎはよくないようですね!
ペットに危険な植物5つ

一方で、ペットが誤って食べてしまうと、命に関わることもある危険な観葉植物もあります。ペットにとって有毒な植物をしっかりと識別し、避けることが大切です。
1.ポトス
ポトスは非常に人気がある観葉植物ですが、ペットにとっては有毒です。特に猫や犬が葉を食べると、消化不良や吐き気を引き起こすことがあります。最悪の場合、腎不全を起こすこともあるため、ペットが触れない場所に置くことが重要です。
2.ディフェンバキア
ディフェンバキアはきれいな模様の葉を持つ植物ですが、ペットが食べると口内や喉に刺激を与え、腫れや痛みを引き起こすことがあります。最悪の場合、呼吸困難に陥る危険性もあります。ディフェンバキアはペットが届かない場所に置くか、これから購入を検討している方は避けた方が無難でしょう。
3.ユリ科植物(ユリ、カサブランカ、スカシユリなど)
ユリ科の植物は犬や猫、鳥などのペットにとって有毒です。ペットがユリを摂取すると、嘔吐や食欲不振、腎臓障害を引き起こし、最悪の場合、命に関わることもあります。
4.アロエ
アロエは、人間にとっては健康効果があるとされていますが、ペットには有毒です。特に犬や猫がアロエを食べると、嘔吐や下痢を引き起こし、重篤な症状を呈することがあります。アロエを含む多くの多肉植物はペットには危険なので注意が必要です。
5.シクラメン
シクラメンの花や葉、根など全体に、ペットが摂取すると胃腸に不調を来す成分が含まれています。特に猫や犬が摂取した場合、嘔吐や下痢、さらに場合によっては中毒症状を引き起こすことがあるので、注意が必要です。

ペットに危険な観葉植物はこの5つ以外にもあるので、ご自宅の観葉植物に危険がないかを改めて調べてみるのがおすすめです!
ペットが誤食しないための対策方法3つ

「危険と言われても、すでにある観葉植物はどうすればいいの?」
という方のために、対策方法をご紹介します。ペットと安全に植物を楽しむためにも、以下の項目に注意してみてください。
1.ペットの届かない場所に植物を置く
一番基本的な対策は、ペットが届かない場所に観葉植物を置くことです。高い棚や植物スタンドを使うことで、ペットが植物に触れられないようにします。ただ、高いところに登れる猫などの場合は、吊るすことができるハンギングネットなどを使うのが良いでしょう。
インコや文鳥などの鳥類は、置き場所をどんなに高くしても無意味なので、放鳥する時だけでも観葉植物を別の部屋やベランダに移すのがおすすめです。
また、犬や猫でも、まだ幼い場合や性格によってはじゃれ付くなどして、棚やスタンドごと倒してしまう可能性もあるため、別の部屋に移して入れないようにするなど、その子に合わせた対処をしましょう。

デグーは高いところもかじるのも大好き♪
2.ペットが食べてしまった場合の対応法を学ぶ
万が一、ペットが有毒な植物を食べてしまった場合に備えて、すぐに対応できるようにしておきましょう。獣医に相談するか、動物の中毒に対応したホットラインに連絡できるようにしておくと安心です。
少しでもかじってしまった可能性があれば、獣医に相談するのがおすすめです。また、どんなに安全な植物でも、摂取のし過ぎは危険なため、見た目だけで「大丈夫そうだから」と判断せず、少しでも疑わしい場合はプロの意見を聞くようにしましょう。
3.ペット用の草を育てる
猫や犬が草を食べることがあるため、あらかじめペット用の安全な草(例えば、キャットグラスやペット用の小麦草)を育てるのも一つの手です。専用の草を提供することで、ペットが植物を食べたい欲求を満たすことができます。
まとめ
大事な家族ですから、ちょっとした危険性も排除しておきたいのが親心。ペットと暮らす環境で観葉植物を楽しむには、選び方と置き方が非常に重要です。なるべくペットにとって安全な植物を選び、安全な置き方を心がけましょう。また、万が一の誤食に備え、適切な対策・対処の方法を把握しておくようにしましょう。家族と観葉植物が共存できる、快適で安全な環境を作っていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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