深い緑とシルバーの葉っぱがおしゃれなオリーブ。
乾燥に強くて、お手入れも手間いらずな植物です。
それだけでもうれしいのに、なんと今回花が……!と思ったら実が……?!
我が家で起こったうれしい事件をご紹介します。
この記事では、オリーブの木が実をつける条件や、1本でも実をつけられる品種、開花や収穫の時期など
をお伝えしていきます。
これからオリーブの木を購入しようと思っている方、すでにあるオリーブの木が開花した方などは必見です!
オリーブって?基本的に1本だけでは実をつけない?!
オリーブはモクセイ科の常緑樹で、生命力の強い植物です。
世界中で栽培されており、今では数千種類にも上るのだとか。
細長い葉っぱの表面は深い緑で、裏側は銀色とスタイリッシュな見た目をしています。
鉢植えでも育てられますが、地植えにすることもでき、10メートルを超える高さにもなることがあるそう。
春には花を咲かせますが、基本的には別の種類のオリーブの木との受粉をしなければ実がなることはありません。
そのため、実を収穫したい場合はオリーブの木を2種類以上植える必要があります。
オリーブの花が咲いた!
5月上旬。
「なんかポツポツと生えてきたなー」
と思っていたところ、
「……ん?花?花咲いてる!!!」
白くて小さいかわいらしい花が咲いていました。
そして、写真で見てお分かりいただける通り、花粉がすごい。
床にもどっさり落ちるほどの花粉の量でした。
でも残念。我が家のオリーブはこの子だけなので、受粉はできないし実もならない。
でもかわいい花を見せてくれてありがとう、オリーブ。
我が家では花の咲く植物を育てていなかったので、これが初めての開花。
開花期間は1週間程度と短く、あっという間でしたが楽しませてくれました。
オリーブの実……?え、これ実なの?!
6月上旬。
いつものように植物へ霧吹きを吹きかけていたところ……、
「……ん?!」
いつの間にか膨らみが!
でもオリーブは他の種類との受粉ができないと実がなることはないはず……。
「どういうこと?じゃあこの子(実)はいったい誰の子なの?」
と、朝からちょっとした混乱が巻き起こりました。
自家受精型の品種もある?!
基本的には、別の種類のオリーブとの受粉が実をならせる条件。
ですが、どうやら自家受精型の品種もあるらしく、その場合は1本のオリーブでも実がなるそうです。うちのオリーブは自家受精型の可能性が……!
「オリーブの実が取れたら食べられるのかな~?」
「蒔いたら生えてくるのかな~?」
ということで、取らぬオリーブの実の皮算用をしていきます。
収穫時期
品種によっても異なるそうですが、9月から2月ころまでに収穫できるそう。
基本的には実の色が緑から黒へと変化し、実を触って柔らくなってきたときが収穫時期です。
その後の調理方法によっては収穫時期も異なり、ピクルスなどの加工する場合はもっと早い時期に収穫するのが良いそうです。
なるほど。事前にどう調理するかを決めておかなければいけませんね!
食べられる?
塩漬けにするなど、きちんとあく抜きをすれば食べられるそうです。
塩以外にも、重曹や水、ワイン、日本酒などさまざまな方法があるようなので、好みの方法を見つけると良いでしょう。
酒好きとしてはワイン・日本酒が気になります。
種として蒔くとどうなる?
種からオリーブが生えることはもちろんありますが、かなり確率としては低いようです。
芽が出たらラッキーぐらいに思ったほうがよさそう……。
ちなみに、流通しているオリーブのほとんどは挿し木で増やしたもの。
種から育てる「実生」とは異なり、元の木のコピーと言えるものです。
その点、実生は元の木とは別物になるため、葉っぱの形や色も異なり、世界で一つの品種になるのだそう。
何それすごく魅力的じゃないですか……!
まとめ
私は単にアッシュグリーンと白銀色の葉っぱがおしゃれで、オリーブを気に入っていました。
「葉っぱだけでもかわいいのに、花までつけてくれてラッキー!」
と思っていたところ、まさか実までつけてくれるとは……。
実が成長してくれるかどうか、これからの楽しみがふえました。
ちなみにこちらのオリーブ、頂き物だったのでプレゼントしてくださったご本人にもお話ししたところ、
購入時、特に「自家受精型」などのことは聞いていなかったそう。
今回は運が良かっただけかもしれませんね!
これが実ではないという可能性も捨てず、期待しすぎないようにしよう……。
オリーブの実についての進捗も随時ご報告します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
その後のオリーブの木については下記記事をご覧ください。
観葉植物をベランダで育てたい!通年出しっぱなしで育てられる種類も紹介!
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