観葉植物を初めて迎えるとき、正しい方法を知っておかないと「すぐに元気がなくなってしまった…」という失敗をしてしまうことがあります。長く健康に育てるためには、お迎え直後のケアと日々の管理が大切です。
本記事では、購入後にすぐに枯らさないためのポイントや管理の基本について詳しく解説します。
基本は放置!お迎え直後に注意するべきこと3つ

観葉植物は環境の変化に敏感なため、迎えた直後は移動や環境変化によってストレスを受けがちです。そのため、お迎え直後は適切な対応をすることでストレスを最小限にしてあげましょう。
①すぐに直射日光に当てない
観葉植物は移動や環境変化によるストレスをためているため、いきなり強い日光に当てると葉焼けを起こす可能性があります。特に屋外の直射日光はダメージが大きいので、日光を欲する屋外向きの観葉植物であっても、最初の1週間はレースカーテン越しの柔らかい光に当てるようにしましょう。
日光への慣らし方
- 1日目~3日目:明るい日陰に置く
- 4日目~7日目:レースカーテン越しの光に慣らす
- 1週間後以降:種類に応じた適切な日照管理を行う
②水やりはすぐには行わない
観葉植物は、環境変化によってストレスがかかると根っこからうまく水を吸い上げられない場合があります。そのタイミングで水やりをしても根腐れの可能性が……。そのため、お迎えしてから3日~1週間程度は水やりを控えることが大事です。
水やりのポイント
- お迎え直後の3日~1週間程度は水やりを控える
- 葉っぱが波打つ、しおれるなど、観葉植物が水切れのサインを出したら水を与える
- 水やりの際は、受け皿に水が溜まらないように、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与える
③すぐに植え替えをしない
新しい植物を迎えると、すぐにおしゃれな鉢に植え替えたくなりますが、環境に慣れていない時期の植え替えはNG。植え替えは植物にとって大きなストレスとなるため、最低でも3日~1週間は様子を見るのが安全です。特に冬は植物の活動が鈍くなるため、植え替えは避けた方が良い時期です。
植え替えのベストタイミング
- 3日~1週間は様子を見てから植え替えを行う
- 植物が自宅の環境にしっかり慣れてから
- 気温が安定している春〜初夏に行うのがおすすめ(冬と猛暑日は避ける)
自宅の環境に慣れたらやるべきこと3つ

お迎えした観葉植物が自宅の環境に慣れたら、徐々に適した環境へ移行し、日常的なお世話を開始します。この時、その品種の最適な管理方法をきちんと調べ、今後のお世話に生かしていくことが重要です。
①各観葉植物の管理方法をリサーチ
お迎えした観葉植物がどのような環境を好むかを調べることが大切です。例えば、水やりの頻度・光の強さ・湿度などが品種によって大きく異なります。タグや品種名を手がかりに、育成環境を把握しておきましょう。
また、迷ったらいつでも調べられるように、ラベルを指しておくのも便利です。我が家ではまだそこまで品種も多くないので導入していませんが、これからたくさんの観葉植物をお迎えしていく中で、管理が難しくなる前に活用したいと思っています。
②害虫チェック
観葉植物には、ハダニ・カイガラムシ・アブラムシなどの害虫がつくことがあります。購入する時には気付かなかった虫が潜んでいるかもしれないので、葉の裏や茎の根本をチェックし、対処することが重要です。植え替え前に害虫が見つけられれば、土の入れ替えだけでなく大きさによっては植物の洗浄も行えて、害虫の駆除もやりやすくなります。
その後のお世話でも、定期的にチェックしておけば早期発見につながります。特に暖かい季節は発生しやすいため、週に1度は観察する習慣をつけましょう。
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③品種に適した鉢に植え替え
お迎え直後は植え替えNGとお伝えした直後ですが、植物が自宅の環境に慣れたら、鉢のサイズや素材、土も見直して、植え替えを行いましょう。特に、土は生産農家での環境で適したものが使用されているため、基本的には一般的な室内での育成には向かないのです。根腐れや害虫発生の原因にもつながりかねないため、品種とご自宅の環境に合った土で植え替えするのがベスト。
鉢は、鉢底穴がしっかり開いていて水はけがよいものを選ぶのが良いでしょう。根っこが冷えないように保温しやすい素材のものや、ハンギングするために軽い素材のものを選ぶなど、品種や置く場所の環境に合わせて選ぶのも重要です。
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まとめ
観葉植物を迎えた直後に適切な対応をすることで、植物のストレスを軽減し、長く元気に育てることができます。せっかくお迎えした観葉植物、自宅でも元気に育っていってほしいものですね!
ぜひ今回ご紹介したポイントを押さえて、観葉植物との暮らしを楽しみましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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