南天のど飴の「南天」。
今まではなんとなく「シブい木だな」程度にしか思っていませんでした。
でも実はこの南天、1年を通していろんな顔を見せてくれるって知ってました?
一株で何度も美味しい(食べてはいません)南天の魅力をご紹介します!
こちらの記事では、南天の紅葉・開花の時期や、季節に合わせた管理方法などについて解説していきます。
南天とは
メギ科ナンテン属の南天は、冬でも葉を落とすことがない、背の低い「常緑低木」です。
日本では「難を転ずる」という語呂合わせで、縁起がいいとされています。
成長は遅く、基本的には1.5mほどの高さまでにしかならないそう。
我が家には盆栽として仕立てた南天がいますが、庭木としても重宝されています。
南天の育て方
日当たりと風通しの良いところで育てます。
屋外なら西日が当たらない程度の反日影の場所。
室内であれば日当たりのよい窓辺での管理がいいそうです。
庭などに地植えしている場合は雨が降るので水やりの必要はありませんが、
鉢に植えている場合は土が乾いたらたっぷりと水をあげます。
我が家の盆栽仕立て南天は、苔も一緒なので、毎日水をあげています。
排水性の良い用土を使用しているから、というのもありますが。
肥料を与える場合は3月~4月ころに緩効性の肥料を少しずつあげていきます。
植え替えをする場合は2月~4月。
一般的に、寒さにはあまり強くないので冬は室内管理でもいいそうですが、屋外でも問題ないようです。
四季の移ろいを南天で楽しむ
南天といえば赤くて小さな実が有名ですよね。
それに加えて花が咲いたり、冬は紅葉を楽しめたりと、季節の移ろいを楽しめる植物なんです。
ただでさえ一年中葉っぱを楽しめるのに、なんと贅沢な……!
- 開花時期:6月~7月
- 紅葉時期:10月~2月
- 実をつける時期:10月~11月と1月~2月
花は小ぶりで白いものだそうです。
割と早めに散ってしまうようなので、シャッターチャンスは逃さないようにしましょう。
実は赤か黄色。
のど飴に使用されるのもこの実の部分だそうで、咳を鎮める効果があるのだとか。
ちなみに効能があるのは実だけでなく葉っぱにも。
葉っぱには解毒作用や防腐作用があるため、お赤飯に南天の葉っぱを添える習慣があるそうです。
剪定は3月ごろ
南天の剪定は3月ごろに行います。
花を咲かせる前に行う必要があるので、遅くとも4月中には剪定するのがいいそうです。
すでに実らせた枝がある場合は、優先的に剪定します。
一度実をつけた枝は、次の年には花を咲かせない傾向にあるからです。
その際に、不要な枝も整理していきます。
また、南天は挿し木で増やすことができるそうです。
そのため、元気のいい枝であれば15㎝ほどでカットして2時間ほど水につけた後に土に植えてしっかり水やりをしてあげれば根っこが生えてきます。
我が家の南天はミニ盆栽の中にいるので、挿し木できる15㎝まで大きくなるのはまだまだ先の話になりそう……。
でも大きく育った暁には挿し木で増やしていきたいです。
まとめ
時期によっていろんな顔を見せてくれる南天。
今は7月なので元気いっぱいな黄緑色ですが、冬が近づけばまた紅葉が見られて、来年はもしかしたら花が咲いて実がなる可能性も……!
楽しみが膨らむかわいい植物に出会えました。
またうちの盆栽南天が紅葉したらご報告しようと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
↓南天を盆栽に仕立てた時の記事はこちら
盆栽ワークショップ体験レポート | 盆栽づくりとその後のケアまで解説
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