暖かくなる春。観葉植物を購入するにはうってつけの時期です。でも、どんな品種をお迎えしようか、どの株が良いのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。その時の気分で迎えるのも一期一会でワクワクしますが、その後の育てやすさや自宅の環境に適応できるかなど、事前に確認しておくのもおすすめです。
こちらこの記事では、観葉植物を買う前にチェックすべき基準や購入時に見落としがちなポイントを詳しく解説していきます。これから観葉植物をお迎えする方は、ぜひ参考にしてください!
観葉植物選びで失敗しないための基準3つ

当たり前ではありますが、観葉植物は品種ごとに適した環境や手入れ方法が異なります。ご自宅の環境に合った品種をお迎えすることで、無理なく長期にわたって愛でることができますね。では、どのような点に注意すべきかご紹介します。
①自宅の日照条件に合うかどうか
品種によって、日光を好む品種と耐陰性のある品種があります。置き場所の日照条件に合わない植物を選ぶと、元気がなくなってしまうため、慎重に選ぶのが良いでしょう。
日光を愛する植物(明るい場所向き)
- パキラ:明るい窓辺などでぐんぐん成長する
- オリーブ:日光を好み、比較的育てやすい品種
- ユッカ(青年の木):育てやすく、日当たりが良い場所向き
耐陰性がある植物(暗めの部屋でもOK)
- ポトス:半日陰でも元気に育つ
- サンスベリア:日光が好きな品種ではあるものの、耐陰性があり暗い部屋でも大丈夫
- アグラオネマ:薄暗い場所でも育つ(ある程度の日光は必要)
ポイント!
自宅のどこに観葉植物を置きたいのかを、買う前に先に決めておいた上で、その置き場所の日照条件を確認してから、観葉植物を選ぶのがおすすめです!
②室内の湿度に適しているかどうか
観葉植物は湿度に敏感なものが多く、環境に適していないとストレスを受けてしまうので、注意が必要です。
湿気を好む植物(浴室や加湿器付近向き)
- シダ類:高湿度が好きなので浴室や加湿器近くがおすすめ
- スパティフィラム:空気中の水分が高いと花付きが良好に◎
乾燥に強い植物(エアコンが稼働している部屋向き)
- サンスベリア:乾燥に強く、頻繁な水やりは不要
- ガジュマル:乾燥に耐性があり管理が手軽
ポイント!
- 冬の暖房や夏の冷房で乾燥しやすい部屋には乾燥に強い植物を選ぶ
- 湿度が高い場所にはシダ類などの湿度を好む植物が適しています
③室内の温度に適しているかどうか
観葉植物は品種ごとに適温の範囲も異なります。そのため、観葉植物を置きたい部屋の温度に適した植物を選ぶことが大切です。
室温が合わないと、冬に葉が落ちたり、夏にしおてしまう原因になりかねないため、注意しましょう。
高温に強い植物(夏の暑さに強い)
- アロエベラ:暑さと乾燥に強く、夏でも成長する
- ドラセナ・コンパクタ:耐暑性があり、30℃以上の気温でも元気に育つ
- エバーフレッシュ:熱帯原産で暑さに強く、夏場は旺盛に成長する
寒さに強い植物(冬でも育ちやすい)
- アイビー:耐寒性が高く、冬の室温でも元気に育つ
- ヒメモンステラ:寒さに強く、10℃以上あれば元気に育つ
- オキシカルジウム:耐寒性があり、冬場でも葉が傷みにくい
ポイント!
- エアコンの風が直接当たらない場所に配置する
- 冬は窓際から距離をあけることで冷えによる被害を防ぎましょう!
購入時に確認すべきポイント3つ

お店で観葉植物を選ぶときは、健康な株を選ぶポイントを押さえておくと安心です。購入前に以下の項目をしっかりチェックしましょう。
①葉っぱが変色していないか
葉っぱが黄色く変色していたり、茶色いシミがある植物は弱っているサインです。
- 黄色い葉:根腐れや水の与えすぎが原因の可能性がある
- 茶色い斑点:日焼けや乾燥などのダメージのサイン
健康な観葉植物の特徴
- 葉っぱがつやつやしていて色が濃い
- 新芽がしっかり出ている
- 葉先までピンと張りがある
ポイント!
店頭で葉っぱの表裏を確認し、できるだけ変色やシミがない株を選びましょう。
②害虫がいないか
観葉植物に小さな虫や白い粉のようなものが付着している場合は、害虫被害に遭っている可能性があります。
害虫がいる観葉植物の特徴
- 葉裏や茎に小さな白い綿状のもの:カイガラムシ
- 葉っぱの付け根に黒い点や付着質のもの:アブラムシ
- 土の表面に小さな飛ぶ虫:キノコバエ
ポイント!
葉っぱの裏側や茎の付け根など、見えにくい部分まで確認しましょう。
③鉢の状態をチェック
観葉植物の健康は鉢の状態にも現れます。以下の点に注意しましょう。
- 鉢底から根がはみ出している → 根詰まりしているサイン
- 鉢の表面に白いカビのようなものがある → 根腐れのリスク
ポイント!
根詰まりに関しては、1サイズ大きな鉢に植え替えれば大丈夫ですが、根腐れは手遅れになっている可能性があります。観葉植物だけでなく土の状態も確認しておくことが大切です。
まとめ
観葉植物を購入する際は、ご自宅の環境に合った品種選びと健康な株を見極めることが重要です。加えて、初心者の方は耐陰性があって丈夫な品種からチャレンジするのがおすすめ!かくいう私もシダ類のアジアンタムが気になっているので、お店に探しに行ってみようかな……。皆さまも購入前に選ぶポイントを押さえて、観葉植物との暮らしを長く楽しんでください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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