引っ越し直後の収納家具大量買い失敗記|「とりあえず収納」はだいたい失敗する

暮らしの試行錯誤

引っ越しが決まったとき、新居の間取り図を眺めながら「今度こそ完璧な収納を作ってやる」と鼻息を荒くした経験はありませんか?
ええ、かつての私がまさにそれです。
「収納スペースが多いほど、部屋は片付いて快適になる」という謎の確信のもと、引っ越し前からプラスチックケースやラックを大量に買い込み、新居の隙間という隙間を収納家具でミチミチに埋め尽くしました。
しかし、その結果待ち受けていたのは、無残な「モノの増殖」と「粗大ゴミ手配の重労働」という悲劇だったのです。
この記事は、新居の採寸メモを片手にドヤ顔を決めていた過去の自分へ叩きつける、怒りと後悔の始末書です。
もし今、引っ越しを控えて「とりあえず収納ケースを買っておこう」とネットショップのカートに商品を入れている方がいたら、どうか決済ボタンを押す前にこの失敗談を読んで、私の屍を越えていってください。

引っ越しで広くなった部屋、収納計画は完璧!

私は以前、6畳ワンルームに住んでいました。
そこから引っ越したのが、2DKの今の部屋。
部屋数が増え、収納も増え、生活スペースも広がる。

「これで快適な暮らしになる」そう思っていました。
しかも今回は近距離の引っ越し。
事前に何度も部屋を見に来て、きっちり採寸もしています。

そして私は、新居の寸法メモを片手にこう思い込んでしまったのです。
「よし。隙間なく、収納をぴったり作ろう!」と。
これがすべての間違いの始まりでした。

引っ越し前に購入した収納家具

採寸したサイズをもとに、引っ越し前から収納家具を大量に購入しました。

約一畳分の押入れ収納

現在はほぼ捨てましたが、引越し当初はこの押入れが上段下段ともに収納ラックやらケースやらで隙間なく埋められていました。

およそ一畳分の押し入れには、

・プラスチック収納ケース(4段×2列)
・来客用布団を収納するための湿気防止押入れ用プラスチックすのこ(約半畳大)
・出し入れしやすくするためのコロコロ付きの台(約30cm×60cm)

などを購入。

押し入れの空間を無駄なく埋め尽くした私は、
「自分は収納の天才かもしれない」と大層ご満悦だったのです。

約半畳分の押入れ収納

最近は服も減らして上段の手前の突っ張りは使わなくなりましたが、下の段のプラスチック収納とコロコロ付きラック2つは今も健在。

約半畳分の押入れ収納にも、ぴったりサイズの収納を用意。

・押し入れ下段に入るプラスチック収納(三段)
・横のデッドスペースにコロコロ付き三段ラック×2

これも見事にシンデレラフィットし、「完璧な布陣だ」と悦に入っていました。

さらに増えていく収納家具

押入れからあふれた服を収納するために購入したIKEAチェスト。現在は文房具やらネイル用品やら細々したものを収納中。

引っ越し直後はとにかく収納を増やしました。

・洗面所横の三段ラック
・デスク下の三段ラック
・IKEAのチェスト(洋服収納用)
・デグーのケージ用メタルラック(約40cm×90cm高さ50cm)

部屋のあちこちに、収納という名の要塞が次々と築かれていきます。
当時の私は思っていました。

「収納が多いほど、暮らしは快適になる」

収納が増えた結果、物がどんどん増えた

収納が増えるとどうなるか。
答えはシンプルで、ただただ物が増殖していきます。

「まだスペースがあるから買っても平気」「とりあえずここに突っ込んでおこう」
と、思考停止の免罪符として収納を活用し始めてしまったのです。

まるで「収納という余白」を埋めることが義務であるかのように、人は自然と物をため込むようになるのです。

どこに何があるのかわからなくなる

物が増えてくると、次に起きる問題があります。
「どこに何を入れたのかわからない。」
収納は増えているのに、探し物は増えていきます。

そして最終的にはこうなります。
「見つからないからまた買う」

家の中にあるのに、同じものを買ってしまう。
収納家具という「モノ」自体を増やしたことで、本来管理すべき「中身」の把握が完全にキャパオーバーになってしまったのです。

家中のものを一度整理することに

さすがにこれはまずいと思い、家中の物を一度整理することにしました。
参考にしたのは、ミニマリストの方の動画です。

とにかく、

・現時点で使っていないもの
・根拠もなく、いつか使うと信じているもの
・存在すら忘れられていたもの

これらを、修行僧のような心境でひたすらゴミ袋に放り込んでいきました。
すると、あることに気づきます。

「収納が多すぎる」

安く買った収納も、捨てるときはとにかく大変

収納を減らすことにしたのですが、ここで新たな問題が発生。

収納家具は捨てにくい。

プラスチック収納やラックはサイズが大きいため、

・粗大ゴミの手続き
・お金がかかる
・運び出す手間

など、思った以上に大変でした。
数千円で安易に買ったプラスチック収納やラックでも、いざ処分するとなれば、容赦なく粗大ゴミの手数料と搬出の重労働がのしかかってきます。

これだけでもううんざりです。

なぜ収納家具を買いすぎてしまったのか

今振り返ると、原因はいくつかあります。

引っ越し前に収納を完成させようとした

生活していない段階で収納を決めてしまうと、実際の動線と合わないことが多々生じます。

「収納が多い=良いこと」だと思っていた

収納が多いと便利そうですが、実際には物を増やす原因にもなります。

とりあえず入れればいいと思っていた

収納を先に作ると、「何を収納するか」ではなく、
「ここに何を入れるか」という考え方になってしまいます。

今の私ならこうする

もしタイムマシンで当時の自分に会いに行けるなら、胸ぐらを掴んでこう叫びます。

・収納家具は引っ越し時すぐには買わない
・まず生活してみる
・必要な場所にだけ収納を作る

最初から完璧な収納を作る必要なんて、微塵もなかったのです。
暮らしながら少しずつ整えるほうが、結果的に無駄が少ないと思います。

引っ越し直後の収納家具大量買いはおすすめできない

引っ越し直後は、
「収納を整えたい」「きれいに暮らしたい」
という気持ちが強くなります。

でも実際は、生活してみないと必要な収納はわからない。
焦って買うより、少し様子を見るくらいがちょうどいいのかもしれません。

身銭を切って粗大ゴミのシールを貼り、重いプラスチックケースを運び出しながら痛感しました。
引越し直後の「とりあえず収納家具を買う」という行為は、未来の自分への負債でしかない、と。


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