土を使わず、虫の発生もないので安心なハイドロカルチャー。
でも植物にとってはどうなの?
疑問に思ったので、今回は耐陰性もある強い植物、オキシカルジウムで検証します!
これからハイドロカルチャーでの育成を検討されている方、
オキシカルジウムに興味がある方、必見です!
ハイドロカルチャーで育成する上での注意点や植え替えの手順などもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
オキシカルジウムとは、耐陰性と耐寒性に優れた植物!
別名姫カズラというオキシカルジウム(オキシカルディウム)は、ハート形の葉っぱを持つフィロデンドロン属の観葉植物です。
耐陰性も耐寒性もあり、室内でもしっかり育つ初心者向きな面があります。
花言葉は「壮大な美」「華やかな明るさ」。
確かポトスも同じような花言葉だったのですが、同じサトイモ科で見た目も少し似ているのでそういうこともあるのでしょうか……。
ちなみに、ポトスとの違いは、オキシカルジウムのほうが葉っぱが薄く、茎も細いので下に垂れやすいところです。
風水的には仕事運や家族運に効果があるとのこと。
オフィスのデスクに飾って良し。リビングに飾って良しの万能な植物ですね。
ハイドロカルチャーとは、粘土を高温で焼いた石を使用する方法
ハイドロカルチャーとは、土を使うかわりに、ハイドロボールという粘土を高温で焼いた石を使用する栽培方法です。
このハイドロボールには小さな穴がたくさん開いているので、そこに取り込まれた空気から植物が酸素を得ます。
ハイドロボールの使い方
- 穴の開いていない容器にゼオライトなどの根腐れ防止剤を少し入れる
- 上からハイドロボールと植物の根っこを入れる
- しっかり植物が自立したら、水を根っこに少し触れる程度まで入れておけばOK
夏場は水が悪くならないように頻繁に水を変え、約1カ月ごとにハイドロボール自体も水洗いすると清潔に保てます。
ちなみに、ゼオライトもハイドロボールも100円均一でそろえることができるので、お気軽に始められますね!
植物にとってはハイドロカルチャーと土どっちがいいの?
メリットばかりならみんなハイドロカルチャーにしているはず……。
植物にとってはどうなのか気になったので、検証です!
ハイドロカルチャーには耐陰性のある植物が向いているとのことなので、耐陰性もあって強いオキシカルジウムで試してみます。
ハイドロボールでの育成
2022年6月。
我が家に来た時からすでにハイドロカルチャーで仕立てられていたオキシカルジウム。
ガラス容器の中に小さめの容器がありますが、ここにハイドロボールと根っこが埋まっています。
そしてその底からひもが垂れていて下の水を吸い上げるというちょっと変わった仕組み。
これがものの1カ月程度で根っこが伸び、下の給水用のひもに絡まってガラス容器の底に行こうとしていたため、すぐに植え替えとなりました。
オキシカルジウムの成長おそるべし。
土に植え替え
我が家に来て1年がたった2023年6月。
少しずつ成長しているので「そろそろ植え替えたい!」というタイミングで土に植えることに。
問題なく植え替えが終わって、環境の変化にも耐え、特に調子を崩す様子はないオキシカルジウム。
安心して放置していました。(水やりと葉水はやっていましたが)
~土に植え替えて2カ月後~
何かデカくない!?
今までの1年とこの2カ月との成長差が激しすぎました。
やっぱり植物の成長には土がいいのね……。
ハイドロカルチャーでの育成について調べてみた
もうすでに分かったことではありますが、ハイドロカルチャーで育てると植物の成長は緩やかになるといわれています。
小さな容器でゆっくり育てたい方には向いていますが、成長がゆっくりであるがゆえに植物が貧弱になり、害虫被害にあう可能性もあるとのこと。
この場合の害虫は土から発生するコバエなどではなく、植物の幹や葉っぱにつくカイガラムシやハダニなどのことです。
土を使わないからといって害虫の心配が全くないというわけではないんですね……!
まとめ
虫が苦手な人間としては、土を使わずに育てられる方法はとっても魅力的です。
でも我が家では観葉植物の成長が何よりも楽しみにしていること。
特に、植物の成長した部分を眺めながら飲むお酒は格別です。
そんなわけで、我が家では土栽培がメインになりました!
皆さまもぜひご自身とその植物に合ったほうをチョイスしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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